応用統計学

アブストラクト


時間依存型共変量を伴う生存データの解析,15ー29

辻谷 将明,左近 賢人

要旨(英文要旨

従来,生存時間解析ではCox 比例ハザードモデルが広範に活用されてきた. 特に,共変量の値が時間とともに変動する時間依存型データが含まれる場合,その近 似解法としてMayo updated モデルやヨーロッパnew version モデルが広範に活用さ れてきた.しかし,それらのモデルには,ベースライン生存関数やベースライン累 積ハザード関数の推定などに問題点が残されている.本稿では,部分ロジスティッ ク回帰モデルを援用した部分ロジスティックモデルおよびニューラルネットモデル を提案し,ブートストラップ法による統計的推測を系統的に行う.実際例として, PBC(原発性胆汁性肝硬変)データを取上げる.肝移植を念頭においた,観測期間の 任意時点における6 ヶ月後の条件付き生存率の予後予測を通じ,提案手法を既存手 法と数値的に比較する.


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