応用統計学

アブストラクト


分割表における行の多重比較法について, 77-88

広津千尋

要旨(英文要旨

棚瀬,松田論文(2006) は分割表における多重比較法とその評価という表題の下に,実際は行の対比較の問題のみを扱っている.ところが,その第4.1 節で‘広津(1992) のScheffé 法’ と紹介されているのが実は1983 年の旧版であり,また,確率計算の近似法や検出力の評価についても,不正確な表現や不適切な取り扱いが見られる.そこで,この覚書では正確を期すために,2 元配置分散分析において交互作用多重比較のために提案された方法(Hirotsu, 1991) を,改めて2 次元分割表解析に定式化して具体的に示すと共に,確率近似精度の新しい評価結果について報告する.また,Scheffé法と要因分析を目的とする多重比較法との考え方の違いについても言及する.


「2008年第37巻 No.2」目次へ

「応用統計学」総目次へ

「応用統計学」トップへ

「応用統計学会トップ」へ