コンペティション講演報告

              企画委員(コンペティション担当責任者) 富澤 貞男

 過去3年に引き続き,4回目のコンペティション講演を企画しました.対象者は,平成1841日時点で満30歳未満のいわゆる若手研究者(大学院生,教員等問わない)です.大会における連名講演の場合は,コンペティション対象者は実際に口頭発表した者としました.

昨年までとの大きな違いとして,今年度は,事前審査を行いました.事前審査は,事前審査用に提出されました報告集用原稿と詳細論文(こちらは任意)を企画委員会が審査しました.多くの方にお申し込みいただいたのですが,今回は,大会期間中の昼休み(2日間)にコンペティションセッションを組むことになったため,事前審査により最大可能な8名を選考しました.企画委員会で十分検討し,今年はこのような形式にいたしました.

大会における審査方法については,昨年と同様の方法で,コンペティションセッションの参加者の自主記名投票に基づき,企画委員会で選考することにしました.自主記名投票での評価は,A,B,Cの3段階評価を用いました.ただし,講演者ならびに共著者は自身への投票は出来ないことにしました.

 評価は,研究内容のみならず,発表者各自が工夫をして,うまく内容を伝えられたか,質問に的確に答えられたかという発表の仕方も含め,全体としての素晴らしいプレゼンテーションになっているかを評価の対象としました.

 有効投票数は,最も多い講演者で67票,最も少ない講演者で33票でした.審査は,Aを2ポイント,Bを1ポイント,Cを0ポイントとし,講演者毎に有効投票数で平均点を算出しました.選考は,これらの点数に基づき,企画委員会で決定いたしました.その結果,2006年度統計関連学会連合大会最優秀報告賞には,川口修治さんが選考され,2006年度統計関連学会連合大会優秀報告賞には,西山貴弘さん,西浦博さん,堂園剛司さんが選考されました(講演順).受賞者の皆様には,閉会式(表彰式)にてそれぞれ賞状と副賞が贈呈されました.

 今年は事前審査を行ったのですが,コンペティション講演を申し込まれた方は皆さん,研究内容や文章表現等,素晴らしい内容であり,事前審査が大変難しく,甲乙をつけがたい状況でありました. 

 昨年のコンペティション報告にも書きましたが,連合大会のような大変権威ある大きな学会でコンペティション講演することは,受賞する,しないにかかわらず,若手の皆さんにとって大変に有益であり,今後の研究活動への大きな励みになると思います.若手によるコンペティション講演は,毎年,大変多くの方が関心を持って注目しております.多くの方に自分(自分の研究と自分自身)を知ってもらう,又とない絶好のチャンスであります.

権威あるジャーナルへ論文を掲載することは重要なことでありますが,それとともに,若手の皆さんにとって,多くの方から一躍注目される立派なコンペティション発表をすることも大変に重要なことであります.今回コンペティション講演を申し込まれた方(事前審査をパスされなかった方も含めて)の中から,将来世界のトップクラスの統計研究者が誕生するものと確信しております.これからも若手の皆さんには,是非コンペティション講演を考えていただきたいと思います.

最後に,コンペティション講演を申し込まれました若手研究者の皆様,座長の先生方,審査に参加されました皆様,そして,コンペティション講演に関する準備等いろいろとご尽力いただきました大会運営関係者の方々へ心よりお礼申し上げます.