チュートリアルセッション「独立成分分析」報告

オーガナイザー 下平英寿

 

講師の村田昇氏は本テーマの第一線で活躍される研究者である.MEG信号等の実データ解析からはじまり,主成分分析,因子分析,射影追跡等との関連,独立性の評価基準,実装にかかわる最適化手法まで存分に語っていただいた.講師,座長の金森敬文氏,会場の聴衆で活発な議論が行われた.いうまでもなく多変量解析の一種であるが,非正規性を積極的に生かす新鮮さがある.これまで信号処理,学習理論のコミュニティーで強力に研究が推進されて,最近は統計学分野でも関連研究が増えてきた.統計学自身からこのような流れを創出できなかった点はよく考えたほうがよいかもしれない.いずれにしても,このテーマがコミュニティー間のさらなる交流のきっかけになることを期待する.(スライドが次のURLから入手可能 http://www.eb.waseda.ac.jp/murata/noboru.murata/lecture/ica/slide.pdf