About学会について

名誉会員

鷲尾泰俊氏

鷲尾泰俊氏は,1972–1974年度に応用統計学会の前身である雑誌「応用統計学」の編集理事を,1981年度に応用統計学会の副会長を,1982–1983年度に応用統計学会の会長を務められ,応用統計学会の発展に尽力された.長年,慶應義塾大学理工学部管理工学科の教授職を務められ,多変量解析法や実験計画法の方法論の研究とその品質管理分野への応用などを中心として,ご自身の研究を進められるとともに,学生の教育,後進の育成にも熱心に取り組まれ,大きな成果を残された.さらに,「実験計画法入門」(日本規格協会),「実験の計画と解析」(岩波書店)など,数多くの書籍を出版され,応用統計の啓蒙にも尽くしてこられた.

これらは特筆すべきであり,応用統計学会名誉会員としてふさわしいと判断できる.

渋谷政昭氏

渋谷政昭氏は,1982–1983年度に応用統計学会の副会長を,1984–1987年度に応用統計学会の会長を,1988–1991年度に応用統計学会の編集理事を務められ,応用統計学会の発展に尽力された.慶應義塾大学理工学部数理科学科の教授職などを務められ,多変量極値統計学に代表される分布論全般の理論と応用など,ご自身の研究を進められるとともに,学生の教育,後進の育成にも熱心に取り組まれ,大きな成果を残された.さらに,「岩波講座情報科学」(共著,岩波書店),「Sによるデータ解析」(共著,共立出版)などの書籍を執筆され,レーマンの「統計的検定論」やフィッシャーの「統計的方法と科学的推論」を訳出されるなど,数多くの書籍を出版され,応用統計の啓蒙にも尽くしてこられた.

これらは特筆すべきであり,応用統計学会名誉会員としてふさわしいと判断できる.

吉村功 氏

吉村功氏は,1988–1989年度に応用統計学会の副会長を,1990–1991年度に応用統計学会の会長を,1992–1994年度に応用統計学会の編集理事を務められ,応用統計学会の発展に尽力された.東京理科大学工学部経営工学科の教授職を務められ,生物統計学や環境統計の分野を中心にして,ご自身の研究を進められるとともに,学生の教育,後進の育成にも熱心に取り組まれ,大きな成果を残された.さらに,「数理統計学」(培風館),「毒性・薬効データの統計解析」(サイエンティスト社),「平均順位偏差値」(岩波書店)などの統計関係の書籍を出版されて応用統計の普及に尽力されたほか,「ごみと都市生活」(岩波書店)などを出版されて社会啓蒙にも尽くしてこられた.

これらは特筆すべきであり,応用統計学会名誉会員としてふさわしいと判断できる.