About学会について

名誉会員

西井 龍映氏

西井龍映氏は,2004-2006 年度,2006 年-2008 年度編集理事として学会誌「応用統計学」の編集に尽力され,また,多期にわたり評議員として本学会の運営に貢献されました.西井氏は,広島大学で長く教鞭を取られたのち 2003 年に九州大学に異動され,2011 年から 2019 年まで九州大学マス・フォア・インダストリ研究所・教授として社会や産業, 諸科学分野における多様な課題の解決,社会からのニーズに応える人材育成に貢献されました.さらに,長崎大学の情報系新学部創設に大きく貢献され, 2020 年 4 月から長崎大学 情報データ科学部の初代学部長として活躍されており,日本のデータサイエンス分野・応用統計学分野の教育に大きく貢献されました.

研究においては,大規模な時空間現象データの統計モデリングにおいて高精度で計算効率の良い解析方法を最新の機械学習手法なども用いて数多く提案されており,これらを降水量データや土地利用,森林面積減少の定量的解析に応用するなど,統計学の理論と応用に重要な成果を挙げられています.

このように西井氏の,統計学の理論,及び,応用研究と教育両面における業績は,卓越したものであり,応用統計学会に対する貢献も顕著です.

以上の理由から応用統計学学会名誉会員に推挙します.